タバコを吸う人の肌って、実年齢よりも老けて見られるのでしょうか?
私の周りの人で判断すると、間違いありません。
加齢とともにしわやたるみが増えてくるのですが、煙草をたしなむ人の肌はほうれい線が深く、肌の透明感がなくくすんでいます。
いつも顔色が悪く、不機嫌そうに見えてしまいます。
5年後10年後の肌のために禁煙しましょう。
このページでは喫煙が肌によくない事について、お話しします。
分かっているよと言われそうですが、わかっているなら禁煙しましょうね。
タバコは見た目年齢を5歳は老けさせます。
私の周りにも、タバコを吸っている人であまりの顔色の悪さに下地クリームやファンデーションを重ねて塗っている人がいます。
本当に不健康そうで、見た感じもとっても老けて見えてます。
20代ぐらいではまだ全然わかりませんが、 40代から50代ぐらいになるとシワやたるみ、血色などが、明らかに違ってきます。
このような事実を裏付ける研究も発表されています。
<喫煙>5歳以上も肌が“老化” ポーラが女性30万人調査
たばこを吸う女性は吸わない女性に比べ、5歳以上も肌が“老化”している。
ポーラ化粧品本舗(東京都品川区)が、20~70代の約30万人の女性の肌状態と喫煙の関係を調べ、こんな結果が出た。
喫煙が肌に及ぼす影響をこれほど大規模に調べた例は、世界でも少ない。喫煙は美肌を目指す人にとって、やはり大敵のようだ。
しみ、くすみなどの原因となる細胞中のメラニン量は加齢とともに増えるが、状態の良い肌は量が少なく、分布も均一。
逆に色むらが目立ちくすんで見える肌はメラニン量が多いうえ、細胞によるバラつきも大きいという。
採取した細胞中のメラニンを染色して300倍に拡大し、含有量を3段階で数値化。この結果を、喫煙者と非喫煙者に分けて年齢別に集計したところ、明確な差異が表れた。
年齢別の平均メラニン量は、吸い始めて間もない20歳では大差ないが、以後は全年齢で喫煙者の方が1~2割程度多く、ほぼ5歳上の非喫煙者のメラニン量に相当。
吸わない人より「肌年齢」が5歳老けている状態だった。
更に、紫外線によく当たる生活をしているか否か、という条件を加えて分析すると「よく当たりたばこも吸う」人と「あまり当たらずたばこも吸わない」人の肌年齢の差は10歳以上に広がった。
原因について同社は「メラニンの生成や着色を抑えるビタミンCが、喫煙によって破壊されるためと考えられる」と分析。
「肌の潤いを示す保水力も喫煙者の方が少なかった。一般に『喫煙は肌に悪い』と言われてきたことを、データで立証できたのではないか。
肌の衰えが気になる喫煙者は、まずはたばこを控えた方が良いと話している。
【國保環】(毎日新聞) – 9月14日
なんともすごい結果が出ています。実は私も煙草を吸っていた経験があるので、禁煙がなかなか難しいのは事実です。しかしやはり結果を見て愕然とします。
スモーカーズフェイス
最近は、smokers face (煙草顔)と言う事が話題になっています。
実際に言葉ではどのように表現していいかわからないんですが、タバコを吸ってると血行とか肌の色とかの違いがひと目見て分かるというような話は聞いたことがあります。
実際に下のサイトを見てください。
あなたもこれを見て驚くかもしれませんが、実際に年齢をとればとるほどこういうような結果が顕著に現れてきます。そして、どんなにお手入れしても無駄です。
タバコとは縁のない生活を続けていくことが健康や美しい肌のためにも大切なことがよくわかってくると思います。
タバコが関係する顔の見た目
1.目の下のクマ
喫煙者は非喫煙者の4倍も寝不足になります。
寝不足は、肌にも健康にもよくないことはご存知ですね。
2.皮膚病
喫煙による皮膚がウロコのような状態になるリスクがかなり高くなります。
妊娠中または出産後に喫煙の習慣があると、胎児や子供にまで影響が及びます。喫煙習慣のある妊婦が出産すると低体重の赤ちゃんが生まる可能性が高くなります。
3.歯の黄ばみ
タバコに含まれるニコチンで歯が黄ばんでしまいます。
また、歯茎が黒くなるなどの影響が表れます。
4.シワ
タバコには老化を加速する作用があるので喫煙することで若いうちからシワが現れます。
喫煙すると、肌の組織を健康に保つための血流が妨げられてしまいます。
5.指や爪の黄ばみ
ニコチンが、歯だけではなく爪や指まで黄ばませます。
これはレモン果汁とかでは取れません。
6.抜け毛
喫煙者は抜け毛が多く白髪が増えやすいという傾向があります。
非喫煙者の2倍も抜け毛のリスクが高いです。
7.傷跡の目立ち
ニコチンは血管の収縮を引き起こします。全身の毛細血管に酸素が行き渡りにくくなります。
喫煙者は傷の治りが遅く傷跡が大きく赤く目立ちます。
8.歯の欠落
喫煙者は非喫煙者よりも6倍も歯周病になりやすく、歯もぬけやすいです。
9.肌のツヤの悪さ
一酸化炭素やニコチンによって皮膚の酸素が減少し、血の巡りが悪くなり、肌が乾燥して血色の悪い状態になります。
ビタミンCなどの栄養分が不足してしまいます。ビタミンCは肌を保護しダメージを修復する働きがあります。
10.手術の創が消えない
前者は抜歯などの手術後の回復が良くないことが明らかになってます。
喫煙者は、手術創(縫合の傷)が、消えにくいのです。
11.イボ
喫煙者はヒトパピローマーウィルス感染しやすいです。
これに感染すると、体のいろいろな部位にイボができることがあります。
12.皮膚がん
タバコは肺癌・喉頭がん・食道がんなど主な原因です。
皮膚ガンのリスクも当然高いです。
13.肉割れ
ニコチンが肌の繊維と結合組織にダメージを与え肌の弾力性と強度を損ないます。
14.たぷんたぷんのお腹
喫煙者は、非喫煙者よりも内臓脂肪が多いそうです。
内臓脂肪が多いと糖尿病などの疾患のリスクも高まります。
15.白内障。
白内障の原因は加齢が主な原因ですが、タバコも目のレンズに酸化ストレスを与えます。
継続的に喫煙することで白内障のリスクは22%高まります。
老け顔の原因はタバコ:まとめ
頬のたるみや肌のくすみ、顔色が黄色いことなど全てたばこが原因なのだろうと思います。
このようなタバコが原因で、健康や肌に良くないとわかると、やめたいと思う人が増えると思います。自分の体のことを考えて、一刻も早く禁煙するようにしてください。
自分で禁煙できない方は、禁煙外来などで相談するといいでしょう。