私たちが毎日化粧品を使っている目的は”美しくなるため”です。
毎日の洗顔、スキンケア、スペシャルケアはきめの整った透明感のある、しわやシミ・たるみのない美しい肌になるために行っているのです。
でも、スキンケアであなたは肌がきれいになったという実感はありますか?
本当に自分で効果が出ていると実感できているのならば、周りの人からもきれいになったと言われるはずですがそういうような事はありますか?
年齢を重ねているから、肌が美しくなるには時間がかかるなど自分が納得できるような理由を探してあきらめていませんか?
少し私の事をお話しします。
私は10代の頃から、化粧品が大好きでした。
小さい頃から母親の化粧品で遊ぶのが大好きでした。
高校を卒業する前に、資生堂の美容部員さんが高校を訪ねてこられ、初めてのメイクアップセットなどをくださった事を覚えています。
もちろん私が育ったところは田舎でしたから、化粧品を売っている所といえばデパートぐらいしかありませんでした。
化粧品をもらったのがとてもうれしくって、高校卒業後は学校に通いながらいろんなメイク用品を試していました。
その頃は、
- 綺麗につけばいい。
- メイクの発色が綺麗なものを使いたい。
- 時間がたっても落ちない化粧品がいい。
という風にメイクのことばかり考えて、肌のことは全く考えていませんでした。
10代の頃から化粧を初めて、かれこれもう40年以上たっています。
若いころはメイクのことばかりで、今から思うと肌に悪いことばかりやっていました。
パンケーキのファンデーション、ウォータープルーフのマスカラなど、オイルクレンジングで落としていました。こんなことを繰り返していました。
年齢を重ねた肌は、素肌の美しさに勝るものはないと気が付いたのが50歳近くなってからです。
そのことに気が付いてからは、クリーム1つに5万円かけたりしたこともあります。
しかし、全然きれいにならないのです。
それどころか、年を重ねるごとにシミやくすみ、たるみなどの悩みが出てきました。
それを解消するために、美白美容液などこっちが効きそうだと思うとこっちの美容液を、あっちの美容液がいいようと言われたらあっちの美容液など、さんざん使ってきました。
そのような美白に効果があるという美容液を使いながら、シミやくすみは薄くなりませんでした。
まさにスキンケアジプシーといったところです。
自分がこのブログを作成するにあたり、化粧品のことを勉強すると、今まで自分が使ってきた化粧品は肌によくない化粧品だったということがわかりました。
肌によくない化粧品を使っていたら、年齢肌の悩みが解決するどころかよりひどい状態になるのは当然のことです。
どのような化粧品が肌によくない化粧品なのかをお話しします。
肌によくない化粧品って?
- バリヤ機能を壊す化粧品
- 肌に良くない成分を配合している化粧品
バリヤ機能を壊す化粧品
私たちの肌は、乾燥から守るために皮脂を分泌します。これが肌のバリア機能と言われるものです。
この皮脂が、外からの刺激やダメージをはねのけてくれるのです。
この大切なバリア機能を壊す化粧品がよくない化粧品と言うことになります。
自分の肌の状態を少しでも良くしようと思うのならば、初めにバリアゾーンを壊さないスキンケアを選びましょう。
合成界面活性剤や合成樹脂が入っていないものを選ぶといいです。
オーガニックの化粧品などを選ぶようにしましょう。
日ごろのスキンケアで止める事
オイルクレンジングを使っているならやめましょう。
ファンデやメイクがオイルクレンジングでしか落とせないという人は、
洗顔の時にごしごしこする。
洗顔の時に泡をたくさん泡立てましょうと言うのは、泡を顔と指の間のクッションとして使うためです。
それと同時に、たくさん泡立てると、それだけ空気を含みますから石鹸の界面活性剤が崩れやすくなり肌にやさしい泡となるのです。
以前、テレビで皮膚科の先生が「洗顔石鹸の泡は、顔に乗せたらそのまま洗い流すだけでも汚れは取れています。」というお話をされていました。
指の摩擦を感じる方は、洗顔石鹸の泡を顔に乗せるだけでも効果的です。
石鹸によっては、ヌルヌル感が何回すすいでも取れない洗顔石鹸があります。こういうような洗顔石鹸はあまり良くありません。
泡切れが良い洗顔石鹸を選ぶようにしましょう。
肌に優しい洗顔石鹸は、
を参考にして下さい。
肌にダメージを与える成分が配合されている。
よくない化粧品には、肌にダメージを与える成分が配合されていることがありますので、注意して見てみていく必要があります。
肌に良くない成分
- パラペン
- 石油系界面活性剤
- シリコン
パラペン
防腐剤のことです。化粧品が2年~3年持つのはこのパラペンが入っているためです。
身体に与える影響は、アレルギーやホルモンバランスを壊す人などもいます。
このパラペンは薬事法で表示することが義務付けられている指定成分です。
オーガニックのスキンケアは使用期限が約半年です。これはパラペンが配合されていないからです。
石油系界面活性剤
水と油を混ぜるために使われるのが界面活性剤です。界面活性剤というと、すべて悪者のようですが、天然界面活性剤もあります。
お肌に良くないのが石油系界面活性剤です。
なぜ、石油系界面活性剤がよくないかと言うと、肌にいちど着いたらなかなか取れにくい性質があります。
石油系界面活性剤が入っているスキンケアを使うと、一度肌に着いたら、この成分がなくなるまで、ずっとバリア機能にダメージを与え続けることになります。
下に書いたものが入っているものは、注意が必要です。
ラウレス硫酸Na(SLS)
ラウリル硫酸Na
スルホン(スルフォン)酸Na
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩
キシレンスルホン酸アンモニウム
パレスー3硫酸Na
パレスー3硫酸アンモニウム
ラウリル硫酸アンモニウム
アルキルエーテル硫酸ナトリウム
でもこんなにたくさんなかなか覚えられないと思いませんか??
化粧品の成分は、パッケージに表示してありますが、
この中に
「スルホン酸〇〇」や、「ラウレル硫酸○○」が書いてあったら、その製品を使うのは止めたほうがいいでしょう。
代表的なものとして、「スルホン酸Na」や、「ラウレル硫酸Na」です。
Naはナトリウムのことです。
自宅にあったので、「ラウレル硫酸Na」が配合された洗顔料
赤で囲った部分「ラウレル硫酸Na」です。
これは洗浄成分がとっても強くって、いつまでも肌に残る成分です。すすいだ後でも肌に残りバリヤ機能をどんどん壊していっているのです。
子供用に買った洗顔ですが、怖くなってつかわないように言いました。
シリコン
最近ノンシリコンシャンプーが人気があるようですが、シリコンって私たちの肌や髪の毛にいったいどんなことをするのでしょうか?
シリコンは、肌や髪につくと表面に膜を張ります。
この膜がやっかいなもので、肌や髪の毛がすべすべになったかのように感じるのです。
これは、肌や髪の毛にラッフをかぶせているような状態で、皮膚呼吸ができなくなりますし、汗をかいても水分が外に出て行かなくなってしまいます。
また、私たちの肌のバリア機能の上にシリコンで余計に膜を作ると、皮膚はこれ以上バリア機能は必要ないと思い、だんだんバリア機能を弱くしていきます。
肌本来の力を信じて、パラペン・石油系界面活性剤・シリコンなど肌に良くない成分が配合してある化粧品は使わないようにしましょう。
まとめ
肌によくない化粧品についてお話ししてきました。
自然に帰るじゃありませんが、私たちの肌はもともと自浄作用を持っています。
しかし、外部からこれでもかこれでもかと言うほど栄養を与えてしまうと肌本来の機能が働かないようになってしまいます。
これでは本末転倒です。
きれいになるために、スキンケア製品の選び方を少し変えるだけで私たちの肌は、本来持っている機能を思い起こします。
肌にも食べ物と同じように安心安全なものを届けるようにしましょうね。
肌は裏切りません。1年後、2年後の肌のために毎日のお手入れをコツコツ続けていきましょう。