オーガニックと聞いただけで、まったく自然の成分でできていて、肌にすごくいいんだとそういう風に考えていませんか?
オーガニック化粧品とはどういうようなものかからお話ししましょう。
オーガニック化粧品とは?
オーガニック化粧品(オーガニックけしょうひん)は自然由来の成分を中心に配合し、化学的な成分を全く使用せず、またはごく少量のみ使用して作られ、「人間の肌が本来持つ自然治癒力を助長、回復させることに着目したスキンケア用品」と自主的にうたっている化粧品である。化学成分を含むものに比べ低刺激だとうたっており、アトピーなどの皮膚病患者や敏感肌の人にとって副作用が少ない場合もあるという利点がある。化粧品の品質を長持ちさせる添加物まで使用していないものも多く、開封後1 ~ 2週間や2 ~ 3ヶ月が使用期限に設定されているものもある。 ウキペディアより引用
このオーガニック化粧品と言うのを読んで、これならば肌にすごく良いんだと言う風に勘違いされる方も多いと思います。
日本ではオーガニックコスメの認証はありません。
食品のオーガニック規格は農林水産省が定めています。
しかし厚生労働省管轄の化粧品にはオーガニックの基準がありません。
つまりこの化粧品はオーガニック化粧品ですと勝手に名乗っても罰する法律がないのです。
今現在 原材料が有機であること・加工製品が有機であることを厳密に認証を行っているのはNPO法人の「日本オーガニックコスメ協会」だけです。 (通称:JOCO )
海外ではいくつかの自然化粧品がオーガニックコスメの認証を与えられています。
ただしそのような認証は各団体によって基準の定める方が異なっており、化粧品の基準はまだまだだというのが実態です。
しかし認証されている化粧品でも合成成分が全くゼロというわけでもありません。
日本では「アスカコーポレーション」が、JAS法違反事件を起こしました。
2009年12月、通販業界の信頼を揺るがしかねない事件が起きた。化粧品や健康食品通販を手掛けるアスカコーポレーションによるJAS法違反事件だ。不適正表示を受けた商品は25品目。延べ約26万人に40万点、17億円分販売され、「健食では過去最大規模の偽装」「ウソ表示」などと一般紙に報道された。だが周辺業者から聞こえてくる声は「しょせんBクラスの会社」(取引業者)、「昔からひどい会社だと思っていた」(化粧品製造業者)というもの。事件後もネガティブな噂が絶えることはなかった。成長分野としてさまざまな事業者が注目する通販市場。仮に事業者が語る噂が事実であり、その企業体質に根本的な問題があるとすれば、通販市場の信頼を地におとしめるものだ。 通販新聞より引用
これはもう相当前の事件になります。
自分自身でしっかり内容成分を見極めて化粧品を使うようにいたしましょう。
界面活性剤が1番いけないと言われてますが、界面活性剤を化粧品に入れる目的は2つあります。
洗浄剤 シャンプー・クレンジング・洗顔料など
乳化剤 リンス・乳液・クリームなど
界面活性剤を使っていない化粧品はないと言われています。そして市場に出ている化粧品の大半は石油系成分を原料としている界面活性剤を使っています。
薬事法の改正によって消分水化粧品などには使っている水分を全部記入しないといけないので成分名を覚えればいいのですが、すごく長いもので覚えることは難しいです。
代表的なものを1部分だけ載せますので、その部分だけ覚えてもらい化粧品選びのときに役立ててほしいと思います。
・洗浄剤:PPG、PEG等
・乳化剤:PEG、セテス、オレス等
オーガニック化粧品については以下のページでもお話しています。