年齢肌は、加齢することによって引き起こされる肌の老化です。
年齢を重ねると物忘れが多くなったりするのと同じように、お肌も年を取ってきています。年齢を重ねることはその分、紫外線を浴びた時間やストレスを溜めた時間がながくなっていますので、その分蓄積されているということです。
それがシミやしわ、たるみとなって表れているのです。紫外線やストレスは肌のコラーゲンなどの潤い成分を壊すことでもあります。
潤い成分が減ることによってハリやツヤなどがなくなり、年齢肌となってしまうのです。
年齢を重ねると今までと同じようにお手入れしていても肌に乾燥を感じることがあります。それはただ単に加齢が原因なのでしょうか?
今日は、お手入れしても肌が乾燥する原因についてお話ししたいと思います。
年齢肌の状態は?
年齢肌は、加齢によって血行が悪くなったり、肌細胞に栄養が届きにくくなることです。
肌の真皮層でのコラーゲンが生まれにくくなることで起こります。
また、肌が乾燥しやすい状態になっているため、皮膚は水分の蒸発を防ぐために余計に皮脂を分泌させます。
皮脂が沢山出ているのが分かりますから、余計な皮脂を落とすために洗顔せっけんや脂取り紙を使って皮脂を取ってしまいます。このようにして、皮膚表面を守程る皮脂を取り去ることで、肌内部の水分が蒸発していきます。
すると肌は余計に皮脂をどんどん分泌するようになってしまいます。この繰り返しで見た目は肌はてかてかとしているのに、肌内部は水分が蒸発してカサカサの状態です。
このようにして肌のバリア機能が低下して肌荒れなどのトラブルも起きやすい状態になっています。
乾燥肌の改善の方法
乾燥肌を改善するためには、洗顔の仕方やメイクの落とし方、スキンケア、生活習慣や食生活など総合的に改善していく必要があります。
- 洗顔は洗いすぎない
- メイクを落とすときには低刺激なものを利用してなるべく肌に刺激を与えない
- スキンケアは保湿成分の配合された低刺激のものを使う
- 洗顔後時間をおかずに、すぐに化粧水をつける
それと同時に、
規則正しい生活や早寝早起きを心がけてホルモンバランスを整えたり、肌や体に効果的な栄養成分を取るようにしましょう。
- 皮膚や粘膜の潤いを維持するビタミンA
- 新陳代謝を活発にするビタミンB
- 肌のコラーゲンの生成を促して抗酸化作用の期待できるビタミンC
- 血行を促進させて老化を防ぐ効果のあるビタミンE
- 肌の角質層に存在する脂質で角質の水分を保持するセラミド
- 細胞分裂を促すことのできるα-リノレン酸や亜鉛
などの栄養素を意識しながらバランス良く摂取していきます。
肌の乾燥を改善するためには、外側と内側からのケアが重要です。
肌の乾燥は内臓が原因?
普通セラミドや保湿成分の配合された美容成分のスキンケアなどのお手入れで、お肌の潤いが満ちてきます。
しかし、保湿成分が配合されたスキンケアを頑張っても肌が乾燥してしまうことがあります。
そんな時には、内臓が問題であることが考えられます。
食生活の乱れやストレス、睡眠不足など生活習慣が乱れがちですが、ホルモンバランスも乱れていきます。
それが続くと内部分泌異常や代謝異常などが起こってしまい肌の保湿成分の生成が正常に行われなくなってしまい、肌にも影響が出てきてしまいます。
便秘がちの人は注意が必要です。
最も身近な内臓のトラブルとしてあげられるのが、女性に多い便秘です。
便秘になると、老廃物が溜まった状態になります。悪玉菌が有害物質なども排出したりしてしまいますが、その有害物質を腸内から吸収することで、血液を通して肌にも影響が出てきてしまいニキビや湿疹などの肌トラブルの原因になります。
また、栄養を吸収しにくくもなってしまうため必要な栄養が全身に行き渡らずに皮膚の健康が損なわれてしまい、乾燥や肌荒れなどにつながります。
他にもアルコールの摂取のしすぎによる肝臓への負担なども肌トラブルの原因となります。
腸内環境を改善することが、早急に求められます。
まとめ
肌の乾燥を防ぐためには、生活習慣を見直すことが大切です。
洗顔後すぐに化粧水をつけることや保湿成分が含まれているスキンケアを使うことなどの日ごろのお手入れが必要です。
しかし、内臓に気がかりなことがある場合は、お肌のお手入れとともに内臓の気がかりなことを解消するように努めましょう。
食物繊維など腸内環境に効果的な食べ物を摂取して運動を行う、アルコールは飲みすぎないようにするなどの日頃から内臓を労わる生活を行うことが美肌には大切です。
例えば、女性に多い便秘などは朝起きる前にうつぶせになり腰を左右に10回ほど振ることで解消します。
凄い便秘だったのが嘘のようによくなったのにはびっくりです。便秘気味の人は騙されたと思って試してください。2~3日で効果が現れます。
からだの状態が肌へ現れます。いい状態を保つために食事や睡眠などの生活習慣や運動を見直すことをお勧めします。