年齢を重ねるとどうしても運動不足になります。すると便秘につながることが多いようです。
また、
「40代以降太ってしまって、いつの間にか便秘になっていた。」
「ダイエットをがんばっているのに、なかなか体重が落ちない。」
というような声もたくさんあります。
このようなことから、便秘を解消するとダイエットにつながるという方が多いのが事実です。
しかし、便秘となると体の中にある程度の老廃物をため込んでいます。
ダイエットをやっても体重はなかなか 落ちないようになり、代謝もわるくなっているので、やせずらい体となっています。
頑固な便秘だとどれくらい便が溜まっているのでしょうか?
普通1回の便の量は150gから200gです。
アボカド1個が200g弱ですので、目安にしてくださいね。
それでは便秘の人の便の量は1日35g程度です。
卵SSサイズで40g以上46g未満ですから、卵SSサイズより一回り小さいくらいだと考えてくださいね。
でも、卵のSSサイズって相当小さいですよ。
単純に計算して
食事の量ー便の量=体に残る量 となります。
1週間の便秘だと1キロ体重が増えます。(1日150g排出するとして1週間で1050g)
これだけが体の中にたまっていきます。
長期間便秘が続いている人は体の中に1キロ~2キロくらい便がたまっている可能性もあるのです。便秘を解消するだけで、体重が2キロくらい落ちることが本当にあるのです。
ところが便秘になるとこれでけでは済まないのです。
便秘の人は老廃物を排出するようにしましょう。
日常生活の中で体のたまっている老廃物(毒素)を排出するようにしましょう。
入浴で排出を促進する。
温かさによって血管が拡張され、体中の汚れを回収して外へと排出する力が高まります。
「塩風呂」はかなりの発汗を期待でき、さらに出す力が高まります。
塩風呂とは
お風呂の中に粗塩をひとつかみ入れてよく混ぜれば完成です。
湯上りにはシャワーを浴びてくださいね。
ウォーキングで排出する。
運動は、体内の毒素を外に出すためには大変効果的な方法です。
体を動かす事で筋肉がポンプのような働きをして血流が良くなり、血液内の「老廃物」や「毒素」をまとめて外ヘと流します。運動する事によって腸のぜん動運動が促進され、排泄しやすくなります。
誰でも簡単に始められるのがウォーキングなのです。
ゆっくり歩くのと小走りのように歩くのはどっちがいいのかと考える方もいらっしゃいますが、どちらも取り入れてください。
ゆったりと歩くと深い呼吸になり、全身の巡りが良くなります。
代謝が高まり、脂肪を燃焼しやすく、体中の細胞の生まれ変わりを助けます。
早歩きや小走りは体に負荷がかかり、筋力や瞬発力が鍛えられます。筋肉が、損傷と修復を繰り返すたびに、多くの酸素供給を求められることで、新しい血管も作られていきます。
リラックスして行うことができるウォーキングやちょっとしたお部屋の掃除などを組み合わせて、いろいろな体の部分を動かすようにすると大変効果が期待出来ます。
便秘の人は腸内の善玉菌を増やしましょう。
ではここで、腸内環境をよくするにはサプリを摂りましょう。というようにすると、ずっとサプリメントを飲み続けないといけないかもしれません。
サプリメントで腸内環境を改善しても、サプリをやめたらまた以前のように便秘になると思いませんか?
私は、サプリよりもいつもとっている食事を見直すことで健康になっていきたいのです。
その方法をお話しします。
食事を見直す。
- 生の野菜や果物を食べて体の中に「酵素」を取り込む。
- 消化しやすい順番に食べる。
- 精製された白砂糖・小麦粉・白米は控え目に摂る。
- 発酵食品をたくさん摂りましょう。
- オイルは厳しい目で選びましょう。
- 水を見直す。
がポイントです。
生の野菜・果物を食べて体の中に「酵素」を取り込む。
酵素はもともと私達の体の中にあるものですが、年をとるほど減っていきます。
生の食材からの「酵素」を取り入れることで体の中の「酵素」を保つことが大切になります。
消化しやすい順番に食べる。
私たちの体は70%が水分だといわれています。つまり、口にする物も70%が水分であることが望ましいのです。
具体的にお話しすると、一度の食事で野菜(水分)70%、米・肉・魚が30%が理想なのです。そして食べる順番を野菜から先に食べるようにしましょう。
消化しやすい順番に食べると、胃腸に与える負担の度合いが違ってきます。肉を先に食べると
それを消化する臓器に負担がかかってしまい、ついには便秘、冷え性、肥満などの体の不調につながってしまいます。
タニタ食堂のダイエットで、一躍有名になったタニタ食堂の方たちも、栄養士さんから野菜を先に食べるように言われた。と話していたのを覚えれいますか?
ダイエットにもつながり便秘解消にもつながるのです。
精製された白砂糖・小麦粉・白米は控え目に摂る。
精製された食品というのはいったいどういうものかというと、見栄えがいいようにいろな成分が取り除かれているのです。
たとえば、
白砂糖は精製される過程でビタミンとミネラルが除去されてしまっています。
それに比べて精製されていないきび砂糖や黒砂糖には豊富なビタミンとミネラルが含まれています。
お米も同じです。
白米にまで精製されると、もともと米に含まれていたビタミンやミネラルがかなりの部分削ぎ落とされてしまっています。精製される前の状態が玄米で、胚芽を残して精製したのが胚芽米です。
このように白い食品は精製されてビタミンやミネラルが相当削られています。
私たちは茶色い食品を選ぶようにしましょう。
白米を玄米や胚芽米に変えるだけで、砂糖も、白砂糖ではなく黒砂糖やきび砂糖を使うことで、ビタミンやミネラルなどの栄養素を増やすことができます。
パンも同じ理屈です。白いパンよりライ麦パンや全粒粉を使った茶色いパンの方が栄養価が高くなります。また精製されていない食品は食物繊維も豊富です。
発酵食品をたくさん摂りましょう。
私たち日本人は古来から発酵食品をたくさん摂ってきました。納豆、ぬかづけ、醤油、味噌などの発酵食品は、腸を健康にするための「発酵菌」が豊富です。
発酵食品を取り入れることで、腸内環境が良くなり、良質な栄養を効率的に取り入れられるようになります。
オイルは厳しい目で選びましょう。
オイルといえば、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏は朝食はジュースにオリーブオイルをかけて飲み、昼食は牛乳、胚芽クッキー、林檎だけで済ませるということで有名です。
今でこそオリーブオイルを飲むということに驚きもしませんが、私がTVで日野原重明名誉院長のことを知ったときは気分が悪くならないのだろうかと驚いたものです。しかし、肌はつやつや、お元気な姿に本当に驚愕しました。
100歳を超えてもあんなに肌がつやつやなら、私もオリーブオイルを飲まなくちゃ!と思ったのを覚えています。
健康な体も肌も良質なオイル選びにかかっているのです。
油というと太ってしまうというイメージを持つ人が多いと思いますが、「質のいいオイル」を摂取することで代謝がよくなりやせやすくなります。
体にいい油とはどんな油なのでしょうか?
- 成分表示が、その元となる食材の名前しか書いていない油(ゴマ・大豆・菜種など)
- 素材はオーガニック認証を受けているもの
- 容器は色付き瓶のもの(いい油は品質を守るために、色付き瓶で日光を遮断しています)
- 「低温圧搾一番搾り」で丁寧に抽出された油を選びましょう。
加熱にいい油は、エクストラバージンオイル、ごま油
ドレッシングにいい油は、亜麻仁油、エクストラバージンオイルです。
よくない油
- 酸化した油
- トランス脂肪酸
酸化した油
油は長時間空気と接触したり、高温で加熱されたりすると酸化します。
酸化した油を摂ると、活性酸素を作り出します。
トランス脂肪酸
ショートニングやマーガリンが代表的なものです。これらは化学変化を起こさせ油を固形化させたものです。人間の体の中で消化するのに大量のミネラルや酵素が必要となって来ます。
これらは絶対に食べないように注意しましょう。
水を見直す
あなたは、蛇口から出る、水をそのまま飲んでいますか?
現在の水道水に「塩素」が入っている事は有名ですが、塩素を水の中に入れると、大量の活性酸素が発生して、水を一気に「酸化」させます。
塩素の消毒作用は、肌のバリア機能を刺激し続け、アトピーやニキビなどの肌荒れをおこします。
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水をあまり摂らないと人は病気にかかりやすくなります。
一日に必要な水の量は2リットルです。
これはダイエットをしている人は良く耳にされる数値ではないでしょうか?
ところが先日朝ペットボトル500mlに水を入れて、の飲むようにしていたのです。
ところが、たかが500mlを飲むのに丸一日かかっても飲めなかったのです。
ということは、意識して飲まないと一日2リットルの水はとれないということです。
一日2リットルは飲むのに大変な思いをしますので、500mlずつ4回に分けて飲んでみてはいかがでしょうか?
体にいい水とは?
1位:天然の湧き水
2位:浄水器+蒸留器
3位:浄水器のみ
4位:ガラスビンに入ったミネラルウォーター
5位:ペットボトルに入ったミネラルウォーター
の順番ですが、まず初めはペットボトルのミネラルウォーターから始めてみたらいかがですか?
そして水は常温がベストです。
コーヒーやお茶などは体に吸収されるときに「水分」と「それ以外」にわけないといけないので体に負担がかかります。また水が冷たいと体温の高さにまで水をあたためて、吸収しますので、冷たい水は体に負担をかけているのです。
より安全な水というと家庭用浄水器をつけることをお勧めします。体にいい水を摂取できる環境ができれば、体の中はどんどんきれいになっていきます。
まとめ
お通じをよくして体をきれいに整えていきましょう。
食事や水・オイルなどを見直して体に十分なミネラルやビタミンを与えるようにしましょう。
生活習慣を見直して便秘が解消すればサプリメントは必要ないですね。